諦めなければ叶う?

何事も諦めなければ叶う?

そうだろうか。

ときには、諦めることも肝心なのではないだろうか。

成功するまで諦めない人が成功するというのはある意味正しいのだけれど、それは、多少なりともその分野で見込みがあったから、ではないだろうか。

私が今から努力して、一流トレーナーをつけて毎日練習したからといって、100メートルを10秒台で走れるようにはならないと思うし、ウサイン・ボルトには勝てないだろう。

そのぐらい無茶なことだと、そんなの当たり前じゃん、と思うかもしれないが、自分のこととなるとなかなか判断がつかなくなるものだ。

それはなぜかというと、諦めるという言葉にネガティブなイメージを持っているからだろう。

途中で投げ出す、逃げ出す、みたいな。

しかし、諦めるということばには「明らかにする」という意味があり、決して後ろ向きなことばかりを指すのではないのだ。

何を言いたいかというと、やりつづけて結果を出そうとする前に、自分が勝てるフィールドなのかどうか、よく見極めた方がいい、ということ。

ときに、諦めるのはある意味前進なのだということ。

勇気ある撤退だ。

得意なこと、好きなこと、やっていて苦にならないこと、特別好きではないけれど結果を出せること。

何が自分に向いているのか、それはイコール自分の強みになる。

自分のことはなかなかわからないこともあるから、だれかに聞いてみるのもいい。

それさえ決まれば、それこそ叶うまで諦めずにがんばってみよう。

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