悪いことは小さいうちに

うちの息子は慎重派なくせに、
時に思いもよらぬいたずらをして
親を困らせる。

小学校1年のときは、仕事帰りに先生から電話が来て、
近所のお寺の墓地に忍び込んで、
墓石に上って遊んだりしていたらしい、
お寺から通報があったので、
連絡しました、と。

一緒にいた友達のお母さんに連絡し、
謝りに行ったっけ。

住職さんは怒っていた訳ではなく、
墓石は古いものもあるから危ない、
また、やっぱり罰当たりだからね、
と笑ってらしたが、
とりあえず平謝りに謝って帰ってきた。

本人も、反省してたけどね。

でも私、そのとき
「うちの息子は正常な方向に成長してるなあ」と思った。

なぜかって?

子どもはイタズラをするもの、
やっちゃダメといわれることをやりたくなるもの。

で、実際にやって、怒られて、
あ、ここまでやると怒られるのか、とか、
冗談ではすまないんだな、と
やっていい限度のようなものを知るのである。

だから、小さいうちはたくさんいたずらをして、怒られていい。
そうしながらいいことと悪いことの限度のようなものを会得していく。

それがないまま大人になると、
社会人デビューみたいに、
やり過ぎて「あいつバカだよね」と
後ろ指を指されるようになる。

だからね、子どもの多少のいたずらは、
今人生修行の真っ只中なんだな、と
大きな心で見守ってやろう。

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