~ねばならないという危険思想

「~しなければならない」
「~であるべきだ」
「絶対~だ」

こんな考えが浮かんでくるときは危険だ。

そんなときは、たいてい自分が間違っている。

なぜなら、世の中に絶対はないからだ。

真逆の考え方であっても、
見方を変えればどちらの意見も正しいということがある。

相手の言い分もある。
一見間違っている意見でも、理由によっては納得できることもある。

要は、ものを見る角度なのだ。

角度を変えたら違うものが見えてくる。

いやいや、そうは言っても
私の言っていることの方が正しいよ。
相手の方が絶対間違っている。

そう思う気持ちをぬぐうのが
難しいこともあるだろう。

よくわかりますよ。
私がそうだったから。

でもね、私一人の頭で考えられることなんて
たかが知れてるのよ。

自分の考えることって
自分の経験に基づいたことしかないから。

ね、たかが知れてるでしょ?

100人いたら100人の考え方がある。

自分一人だったらひとつの見方しかできないことでも
たくさんの考え方に触れたら
その分視野が広がる。

自分とは全く違う考え方で
それはとうてい受け入れられないと
思うこともあるだろう。

それはそれでいい。
すべて受け入れる必要なんてない。

ただ、自分とは違ったものの見方に触れること、
そんな風に考える人がいるんだ、ということを「知る」ということ、
そしてそれを頭から否定しないこと。

これが、自分の視野を広げ
人間関係をスムーズにする
ひとつのコツだ。

もしも、それはどうなのか~と思う人や考え方に遭遇したら、
自分の考えは一旦脇において、
相手が100%正しいという前提で話を聞いてみるといい。

相手の考え方の奥にあるものが見えてくるかもよ。

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